事務所通信 2018年11月号(本誌コンテンツ抜粋)

事務所通信 2018年11月号(本誌コンテンツ抜粋)

「経営」 – 自社株式の現状を確認してみよう

 事業承継を進める前に、自社株式の現状を確認します。自社株式の中に、名義株が存在している場合、経営者が現役のうちに、名義株を整理しておく必要があります。

 まずは、名義株の保有者(名義株主)に、株式を返還してもらうことになります。名義株主が名義変更に応じてくれた場合は、後々のトラブルを避けるために、「名義変更の承諾書」を作成することが望ましいです。返還に応じてくれない場合には、「全部取得条項付株式」という種類株式を活用する方法が考えられます。ただし、種類株式の発行には、定款の変更が必要になるため、手続が煩雑になります。


「税務」 – 修繕費か?資本的支出か?

 固定資産の修理費用が、それを支出した事業年度の修繕費(経費)になるのか、資本的支出として固定資産になるのかは、実務において判断に迷うところです。「修繕費と資本的支出の判定フロー」を掲載していますので、迷ったときは活用してみてください。


「会計」 – 折り返し点での業績比較のポイント

 期首より6か月目(半期)において、損益計算書の前年同期比較を行い、売上、売上総利益、仕入、販売費及び一般管理費の増減を確認し、その要因を考え、さらに、損益計算書に計上された利益が、貸借対照表において、資産や負債のどの勘定科目の増減として表れているかを確認し、その要因を考えてみましょう。

事務所通信 2018年11月号(那須 恭将)

 皆様初めまして、10月より入所しました那須と申します。趣味はラーメン屋さん巡りです。時間を見つけてはちょいちょい色々なお店に立ち寄っています。自宅近くの一興さんや丸源さんなどがお気に入りです。他にもパン屋さんで週末の朝食を買って食べていたりもします。要するに食べることが大好きです。ただ、食べるばかりで健康面が少しずつ不安になってきているので、体を動かすことも考えていきたいと思います。

 そんな私ですが、今後ともよろしくお願いいたします。

 さて、話が変わりますが、現在日本シリーズ真っ只中です。今年は広島vsソフトバンクの対決となっております。第5戦が昨日(事務所通信作成時期から見て)行われまして、延長10回に柳田選手のサヨナラホームランでソフトバンクの勝利となりました。野球は小学校のころに少しやっていただけで特に深い思い入れがあるわけではありませんが、それでもこの試合では素晴らしいドラマがあったと思います。

 4回裏ソフトバンク無死一、二塁の場面で打席には内川選手。内川選手といえば、好打者でも有名です。後から知ったのですが、ソフトバンクに在籍してからは一度もバントをすることがなかったそうです。それでも、工藤監督は「悪いけど、バントをしてくれ」という指示をして内川選手は指示通りバントをし、ランナーを進塁させました。そして、後の得点につながりました。

 一時は同点に追いつかれ延長戦にもつれ込んだものの、最終的に勝利できたのはこのことがきっかけだったのではないでしょうか。個人のプライドよりチームの勝利につなげるために行動する貪欲な姿勢は野球に限らず、様々な場面で求められるものだと思います。私もこの姿勢を見習って、これから始まる事務所での仕事に取り組んでいきたいと思います。